IMAGE衛星によるオーロラオーバルの観測結果(©NASA

低緯度側オーロラ境界に関する研究

M1 大木研人

私はオーロラ粒子の起源とオーロラ粒子で通じた電離圏磁気圏結合系について興味があったので、4年生の研究発表会では低緯度側オーロラ境界の統計解析に関する論文を紹介しました。オーロラは磁気圏から磁力線に沿って降り込んできた粒子が地球上の中性大気と衝突する時に起こる発光現象で、このことより磁気圏を投影したものと言われています。オーロラ粒子は磁気圏のプラズマシートと呼ばれる領域から降り込んで来ると考えられていて、高緯度側のオーロラはプラズマシート境界層、低緯度側のオーロラはプラズマシート中心部あるいは地球側に近いところとつながっていると思われていますが、まだわかっていないことも多く、電離圏のオーロラと磁気圏での粒子分布を考えていく上でオーロラ境界を研究することは重要です。今回発表した論文では、地上観測のデータを用いてエレクトロンオーロラとプロトンオーロラの赤道側境界の位置を安定した磁気圏状態の場合と地磁気活動が強められた場合に分類し、統計的に解析していました。今後は、磁気圏プラズマシートの地球側境界についてエレクトロン、プロトンの場合それぞれについて解析して、電離圏磁気圏の研究をしていきたいと思います。