角田宇宙教室に講師として参加しました

M2の神田です.
東北も梅雨入りし,ジメジメした日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか.

さて,角田市スペースタワー・コスモハウスではこどもを対象とした宇宙教室を毎月開催しており,6月23日の宇宙教室にて「東北大学 SGEPSS 若手アウトリーチ活動 STEPLE」として参加して講師をしました!昨年C領域メンバーで講師として参加した宇宙教室が評判だったそうで,今年もお声がけいただきました.
当研究室からは神田とM1の佐口くん,B4の西谷くん,PPARCからはD1の佐藤さん,M1の菅原くん,能勢さん,松下さん,三澤先生,PATからはM1の生方くんと堺先生が参加しました.

今回は「一日中☆宇宙を学ぼう」と題して,午前中はラジオ工作と電波観測の体験コーナーを,午後はローバー模型を使った火星探査の体験コーナーを実施しました.午前は8組,午後は6組の親子にご参加いただき,とても賑やかな宇宙教室になりました.

作成したラジオで電波星を探している様子.みんな電波星を見つけることができたようでした.

午前の部「ラジオを作成し電波星を探そう!」では参加者の皆さんにラジオを作成してもらい,惑星を模した電波源の探査やAMラジオ放送の受診に挑戦してもらいました.
惑星電波を模した電波の音やラジオ放送の音が聞こえると歓声が上がって大盛り上がりでした.中にはラジオの向きによって音の聞こえ方が変わることを発見したお子さんもいて,私たち大学院生は「アンテナの放射パターンを考えると…」「ラジオの基地局がある方角は…」と頭を捻って解説を考えていました.

ローバーと火星表面模型.レクチャーを聞いているこどもたちを背景に.

午後の部「惑星探査を体験しよう!」では火星ローバーを模したラジコンによる火星表面の探査体験をしてもらいました.
火星の地表を模した地形模型の下にカイロや保冷剤を仕込み,ローバーを動かして温度が違う場所を探査する体験コーナーで,地表全部を調べられるよう綿密な探査計画を立てたり,温度が違う理由について僕たちの意図通りの考察を発表してくれたりと,こども達のレベルの高さに驚かされました.

イベント終了後,H-2ロケット実物模型の前で撮影した集合写真.

C領域では今年度の初となるアウトリーチ活動でしたが講師をしている私たちもいろいろな発見があり,こども達だけでなく私たちにとってもとても楽しいイベントになりました.
お声がけいただいた角田市スペースタワー・コスモハウスの皆様にお礼申し上げます.
今後もいくつかのアウトリーチイベントを実施予定ですので,次なるイベントにご期待ください!