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宇宙地球電磁気学分野は1945年に我が国初の地球電磁気学担当講座として誕生した歴史を持ちますが、1970年代後半から現在に至るまでの、我が国における宇宙の科学を牽引してきた歴史を持っています。近年では地球周辺や月・惑星における宇宙空間の理解を電磁気学・プラズマ物理学を基礎とし、ロケットや宇宙探査機を用いた観測研究や理論研究を通じて行い、太陽系の起源や更に遠い宇宙空間における電磁現象を展望しつつ研究と教育を進めています。従って当研究室では、宇宙空間における大変広い領域における多様な電磁・プラズマ現象を研究対象としています。詳しい内容については当ホームページを御覧になって頂きたいと希望しますが、特にスタッフ・学生それぞれがあらゆる研究・教育の場面で活き活きと活動している様子を見ていただければ何よりです。

 地球・惑星・宇宙における電磁現象 
宇宙地球電磁気学分野では、地球・惑星・宇宙における電磁現象を実証的に解明する研究を進めています。太陽活動の変動によってもたらされる惑星圏変動の解明は、太陽惑星空間物理学の重要な研究テーマの一つです。太陽から放出されるエネルギーは、様々な波長の放射や電磁波、太陽風といった様々な形で太陽系内の惑星間空間を広がってゆき、地球をはじめとする太陽系惑星の周囲に到達します。太陽風と惑星との相互作用は、惑星の周囲に「惑星圏」を形成します。惑星固有の大気や磁場、衛星の存在が、惑星圏の多様性を形作ります。
固有の磁場を持つ惑星である地球は、その周囲に磁気圏を形成します。磁気圏の存在は、太陽風の侵入を妨げる役割により地球の大気を守る存在と考えられる一方で、磁場の存在は地球の大気と宇宙空間とを磁力線を介して繋ぐ役割も果たしており、プラズマの加速・加熱現象やオーロラの発光、大気の流出など様々な電磁現象を引き起こしています。固有の磁場を持たない金星や火星、太陽系最大の磁場を有して高速自転する木星など、バラエティに富んだ太陽系惑星の研究は、比較惑星の観点からも重要な意義を持ちます。当研究室では、これら多様な惑星圏で生起する電磁現象に普遍的な物理の究明ならびに多様性をもたらす本質の理解をねらいとしています。
プラズマ物理学は太陽惑星空間物理学にとどまらず、天文学や核融合・実験室プラズマ科学の分野にも共通する学問です。当研究室では地球・惑星の周辺で得られた理解を適応することで、新しい研究領域の開拓も志向しています。(教授 加藤 雄人)

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