東アジア惑星科学・探査夏の学校2024参加レポート

こんにちは,M2の神田です.
暑い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか.

さて,8月6日〜9日に埼玉県熊谷市にて開催された「東アジア惑星科学・探査夏の学校2024(SSPSEEA2024)」に参加しました.
SSPSEEA2024では日本・中国・韓国から学生と講師の先生が集まり,「かぐや,Chang’E,Danuriによる月探査データの利用講習会」をテーマにレクチャーと学生のグループワークが行われました.
日本からは4人,中国からは9人,韓国からは8人の学生が集まりました.

初日は顔合わせとウェルカムディナーがメインで,ルームメイトやグループメンバーと親睦を深めました.私のルームメイトは中国人学生2人で,2人に日本式温泉の入り方を教えたり,逆に中国の温泉や文化について教えてもらったりしました.

2日目,3日目にはレクチャーがあり,かぐやのマルチバンドイメージャデータ,Chang’E-4の可視近赤外分光カメラデータ,Danuriの軌道データの取り扱い方について講習を受けました.私にとってはどれも初めて扱うデータで,2日間で扱い方をマスターすることはできませんでしたがとても興味深い体験をできました.

また,2日目,3日目ともレクチャーの後にはグループワークに取り組みました.グループワークのテーマは「3つの探査機を用いたマルチデータ解析」で,2日目と3日目にかけてデータ解析に取り組み,最終日には発表を行いました.英語でのグループワークには少し不安がありましたが,なんとか有意義な議論ができました.連日夜遅くまで作業に取り組みかなりハードでしたが,その分充実した時間を過ごすことができました.

グループワークの様子.私のグループは日本人1人,中国人2人,韓国人2人の5人グループでした.

4日間と短い時間でしたが,多くのことを得ることができたサマースクールでした.月探査機データの利用方法はもちろん,中国・韓国の文化や言葉など様々なことを学べました.
機会があればまた来年もサマースクールに参加したいです.
以上,東アジア惑星科学・探査夏の学校2024の参加レポートでした!