AP-RASC2025に参加しました
こんにちは博士課程1年の城(たち)です。
このたびシドニーにてU.R.S.I. (International Union of Radio Science)のAP-RASC2025 (Asia-Pacific Radio Science Conference)という国際学会にて磁気圏における波動伝搬のデータ解析研究結果について発表してまいりました。
私にとっては初めて一人で参加した国際学会でした。未だ慣れない経験ではありますが、現地で議論や交流を通じて新しいつながりを得られ、少しずつでも確実に成長を実感しています。
特に今回は指導教員の勧めで若手科学者賞と学生論文コンペティションに応募し、若手科学者賞と論文コンペで4位に入賞しました。若手科学者相は有望な研究者に贈られるもので、今回選出頂いたことは大変光栄でした。また論文コンペではオーロラや地球近傍の宇宙のキラー電子と呼ばれる高エネルギー電子の生成に関わるホイッスラーモード波動が新しい形で伝搬する現象について報告しました。
私にとってまだまだ研究の世界は奥深く手探りな部分ばかりですが、好奇心で行動してみるとどんどん見える世界が広がる楽しい世界だと感じています。私は楽観的なところがあり時折周囲に心配をかけてしまいますが、好奇心を頼りに飛び込んでみると自然と豊かな経験をできます。研究面はもちろんですが、国際的な学会で発表する経験や国境を越えて人とかかわることや単に旅することなど、学生のうちに貴重な人生経験をできて感謝だなと感じます。
多くの方々に支えられて何とか楽しく研究できている状況ですが、仲間にも自分にも誇れる実績が残せて感謝でした。
今後もわくわくしながら研究に取り組んでいきます。
会期の前後でシドニーの街並みを楽しむこともできました。とてもきれいで活気のある町でした。