宇宙の電波の”さえずり”が短時間で電子を加速した痕跡を発見

「あらせ」衛星の観測データと新たな解析手法を用いることで、宇宙空間で自然に発生する「コーラス」と呼ばれる電波が、わずか1秒以下の短時間で電子を急速に加速していることを、世界で初めて実証しました。

コーラスは「宇宙のさえずり」とも呼ばれる電波で、地球以外にも木星、土星といった惑星周辺で観測されており、電子を加速していると考えられています。本研究では、コーラスの発生に伴い電子加速がどのように発生するかを新たに考案した手法で解析し、従来の平均化されたデータでは検出できなかった超高速電子加速を明らかにしました。本研究成果は、2025年1月14日に、国際学術誌「Scientific Reports」に掲載されました。詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください。
宇宙の”さえずり”をこちらのページでお聴きいただけます。

京都大学
東北大学 大学院理学研究科
東北大学